「あ、ボスだ〜。すぐに再開だねっ☆」
やあボス、さっきぶりだね。
「あ、か、葛西くん!…と久野くん」
ところでどうしたの?
なんか困ってるみたいだけど。
なんて言って、原因は分かっている。何とかならんもんかね、この人だかり。
中心は大方、御霊アリサだろう。俺はよく分からないがあの転校生はかなりの美少女らしいからな。
「あ、いや…御霊さんに用事があるんだけど、本人の事を見に来た人たちのせいで教室に入れなくて」
本当に馬鹿馬鹿しい、俺は人だかりの一番外側の奴の肩をとんとんと叩き、振り向かせる。親指を立てて、後ろを指す。
「あの、さ、ボスが教室入れないで困ってるよ?」
「………!!」
その男子生徒は無言のまま、跳びはねて道を開けてくれる。そいつの前の奴がこっちの様子に気付き、また無言で跳びはね道を開ける。
そうしてあたかもモーゼが海を割ったかのような現象が起きた。
「ではボス、こちらへどうぞ」
「え?いいの?」
「いーのいーの、さ、進んだ進んだっ」
「でも…久野くん、きゃっ押さないでよ」
ボスを御霊アリサの所まで連れていく。くそ、まだ色がついてる。
…今気付いたが、この女が身につけているものなら何でもカラーになるのか。元々俺の目はショック性らしいから、御霊の身体の一部として認識している御霊の服とかがカラーになるのは当然か?
俺の世界の中でカラーというのはいやでも目立つ。
一度は経験したことがあるのではないか、煌々と光るライトを見た後に不意に視線をそらすとそのライトの跡が影のように残るあれを。
今の俺は、御霊を見る度にその現象が起こり少々限界なのだ。
どうやらボスと御霊はこの高校には慣れるように世話役みたいなのがいる、とかなんとか言っている。
「じゃあ御霊さん、世話役は誰が良いとかあればその人にするけど」
「そうですね、それでは…そちらの方で」
御霊が誰かを指差す、その細い指の先には…俺が居た。
「…は?俺?」
御霊が微笑みながら頷く。
次の瞬間、教室内に大きなどよめきが起きる。いやいや、なんだこの悪い冗談は。
俺が…御霊の世話役!?止めてくれ、目がおかしくなる。ただでさえ目の限界が近くなっているんだ、これ以上このカラフル女と親密になったら俺の心が折れてしまう。
やあボス、さっきぶりだね。
「あ、か、葛西くん!…と久野くん」
ところでどうしたの?
なんか困ってるみたいだけど。
なんて言って、原因は分かっている。何とかならんもんかね、この人だかり。
中心は大方、御霊アリサだろう。俺はよく分からないがあの転校生はかなりの美少女らしいからな。
「あ、いや…御霊さんに用事があるんだけど、本人の事を見に来た人たちのせいで教室に入れなくて」
本当に馬鹿馬鹿しい、俺は人だかりの一番外側の奴の肩をとんとんと叩き、振り向かせる。親指を立てて、後ろを指す。
「あの、さ、ボスが教室入れないで困ってるよ?」
「………!!」
その男子生徒は無言のまま、跳びはねて道を開けてくれる。そいつの前の奴がこっちの様子に気付き、また無言で跳びはね道を開ける。
そうしてあたかもモーゼが海を割ったかのような現象が起きた。
「ではボス、こちらへどうぞ」
「え?いいの?」
「いーのいーの、さ、進んだ進んだっ」
「でも…久野くん、きゃっ押さないでよ」
ボスを御霊アリサの所まで連れていく。くそ、まだ色がついてる。
…今気付いたが、この女が身につけているものなら何でもカラーになるのか。元々俺の目はショック性らしいから、御霊の身体の一部として認識している御霊の服とかがカラーになるのは当然か?
俺の世界の中でカラーというのはいやでも目立つ。
一度は経験したことがあるのではないか、煌々と光るライトを見た後に不意に視線をそらすとそのライトの跡が影のように残るあれを。
今の俺は、御霊を見る度にその現象が起こり少々限界なのだ。
どうやらボスと御霊はこの高校には慣れるように世話役みたいなのがいる、とかなんとか言っている。
「じゃあ御霊さん、世話役は誰が良いとかあればその人にするけど」
「そうですね、それでは…そちらの方で」
御霊が誰かを指差す、その細い指の先には…俺が居た。
「…は?俺?」
御霊が微笑みながら頷く。
次の瞬間、教室内に大きなどよめきが起きる。いやいや、なんだこの悪い冗談は。
俺が…御霊の世話役!?止めてくれ、目がおかしくなる。ただでさえ目の限界が近くなっているんだ、これ以上このカラフル女と親密になったら俺の心が折れてしまう。
