「えー、あの超有名レストランのイケメンオーナー?」
「そうそう。毎日、違う女と遊んでらしいよ。」
「ショックだなぁ。私、結構狙ってたのに。」
隣の席をチラリと目だけ動かして見てみると
ある雑誌を指さしながら、話をしていた。
彼女たちが見ている雑誌は、人気のレストランや新規OPENした
お店を紹介している月刊雑誌。
確か、今月は夏生さんのお店も掲載されていたはず。
超有名レストラン?
イケメンオーナー?
一瞬、夏生さんの顔が浮かんで来たけれど
違うと思って、手元の雑誌に視線を戻す。
「あのsourireってレストラン、一年先も予約でいっぱいなんでしょ?」
「一回、行ってみたいよね。で、そのオーナー見てみたい。」

