自分の所為だと感じながらも、何も行動しようとしない目の前の女に
苛立ちがだんだん募りはじめ自分でも知らないうちに、口が動いていた。
「そうやって、いつまで酒に逃げる訳? 明日? 明後日? それともアル中になるまで逃げんの?」
「っ……どうせ、私はどうしようもないバカな人間ですよ。海桜に男を取られたと思い込んで、男の言いなりになって、二度も海桜を裏切った、バカ女ですよ。」
バカ女ってわかってんじゃん。
ってか、二度も裏切ってたのか?
本当呆れかえるわ。
あの橘ってやつのどこが良かったんだろうな。
「柊司さん、優しかったんだもん。仕事でミスして、上司にメチャクチャ怒られて凹んでた時に彼に親身になって聞いてもらえて、凄く嬉しかったのよ。だから、彼から彼女になってくれって言われた時、即答したくらい好きだったのよ。」
鼻をすすり涙を浮かべながら、一気にまくしたてた。

