奥様のお仕事

「何しに来たんだ?」

じじい がさっそくやってきた。


「おじいちゃん 留守番なんですってね。
私も留守番なんで 遊びに来ました~」


「遊び?そんな来なくていいから 帰りなさい」


「今日はみんないないって聞いたから
おじいちゃん寂しいんじゃないかなって思って」


「何を言う 
せいせいしてるんだ。口うるさいばあさんもいないし
仕事の話を相談されることもないしな」



「へ~そうなんですか」


エプロンを出した。


「ね 今日 タコヤキパーティーしましょ」


「パーティー?」


「そうそう 楽しくなりそう」


「楽しくない 早く帰りなさい」


「い~じゃん おじいちゃん
明日 おばあさまが帰ってきたら帰るし
今日は一緒にご飯食べましょ」


じじいの文句は 聞き流した。
一方的に話して 私のペースに持ち込むのが作戦


スーツケースにたこやき器を入れて持ってきた。

鈴木さんにお願いして冷蔵庫に
食材もストックしておいてもらった。


「うふふ 楽しくなりそう~~~」


じじいは ブツブツ言ってる
「ここで点数稼いだって 嫁とは認めないからな」


「いいですよ 別に~」

たこをブツブツ切り刻む。