奥様のお仕事

私に浩一郎さんを返して!!
そんなことを 宣言されるのかと 縮み上がってる私

「奥様にまで会いに来て図々しくて
申し訳ありません」


「あ そんな あのいったい・・・・」


「お金を……お金を貸してください」


「え?」


「夫の仕事がうまくいかなくて……長谷さんにも
お願いしたのですが……なかなかうんと言ってもらえなくて……
奥様にお願いするしかなくて……」


「待ってください……私には何も
力はないんですけど……」


「専務さんに奥様からお願いしてもらえませんか?」


土下座をして顔をあげない。


首についた青あざが痛々しいけど


「あの ケガしてるんですか?」


「え?」

慌てた様子で顔をあげた。


「首 青たんすごいけど」


慌てた五月さんが首を押えた。


「お願いします。貸していただけないと・・・・・
もう死ぬしかないんです・・・・・・」



おい 伸二郎
こんなすごい話をされてどうしたらいいの


「お願いします
専務さんにお願いしてください
お願いします!!もう奥様にお願いするしかなくて」


すすり泣く五月さん
確かに顔は綺麗だけれど すごくやつれている・・・・・。

浩一郎に話してみるって言って帰ってもらったけど
足にも青あざが見えた。