奥様のお仕事

浩一郎の疲れた様子に結局 おばあさまと会ったことも話せず
日々は流れて行き

温泉を週末に控えていた。


「温泉・・・・・大丈夫?」
恐る恐る聞いてみる


「そのために頑張ってるからね」


「よかった すごく楽しみにしてるから
ちょっと不安だった」


「今日も少し遅くなるけど寝てなさい」


今週末が楽しみだから ご機嫌よく受け止めるよ。


「ちゃんと食べなさい
マリン 少し痩せたよ」


「はい」
だって 一人で食べるために作りたくないもん


「いってくるよ」


「いってらっしゃい」


浩一郎がニッコリ笑って 自分の頬を指差してる。


久々の追加の甘いお仕事に 悲鳴をあげたくなった。


「いってらしゃい 頑張って」

背伸びして 浩一郎の頬にキスをした。


「やったぁ~~~久々の いってらっしゃいの チュゥ!!!」
テンションが上がる上がる


私の気持ちなんて 落ち込むもハイテンションになるのも
全部 浩一郎次第なんだよね・・・・・。



おばあさまみたいに 気持ちを伝えたら
なんて言ってくれるかな
きっと優しいから 笑顔で受け入れてくれるかもしれないけど


優しいがゆえに 終わってしまうのが怖い・・・・・
臆病者だね 私・・・・・。