奥様のお仕事

おばあさまと偶然出会って話をして
行きは足取りも重かったけど 帰りはとても
軽やかだった。

「送ってあげたいんだけど
これから旅行の打ち合わせがあって
あなたもいつか一緒に旅しましょうね」

そう言っておばあさまと 別れた。

本当の妻じゃないのに なのにすごく嬉しかった。


私を毛嫌いするのには 理由があって
おばあさまと 浩一郎の母親は反対してはいないということが
すごくすごく嬉しかった。


そして浩一郎とまだ記憶のない時期に出会ってたこと
よくなつき 浩一郎も可愛がってくれたことが嬉しかった。


今日 浩一郎が帰ってきたら
おばあさまと会ったこと 話さなきゃ



その反面 浩一郎と五月は いったいどんな関係があったんだろう
まだ その想いを


浩一郎は引きずっているのではないだろうか



もしかして五月と一緒になるために
私を妻として契約したのではないだろうか


真実を知る時はもうそこまで来ている
そんな気がしてきた。