奥様のお仕事

それにしても伸二郎って性格悪すぎ
浩一郎に嫉妬してねじ曲がってしまったに違いない。


私にも五月さんのこと喋ってたし
マジにあの家族 浩一郎抜かして性格悪いから


気の毒だよ 浩一郎が!!!


デパートのブランドショップを遠巻きに見ていた。

すごい高い
私の給料すぐになくなっちゃう。


浩一郎が先に用意してくれていたお財布で十分だけど
これっていったいいくらくらいするんだろう。


「奥様 お似合いですよ」

猫なで声を出して店員が おばあさんにすり寄ってる。
その間に 自分の財布を探す。


「う 高い」
想像をはるかに超えている。
こんな高いお財布 私に似合わないのに・・・・・。


「あら あなた」

ゆったりとしたトーン
顔をあげると

「おばあさま」


「お買いもの?」


「いいえいいえ ただブラブラしてたんです」


「ちょうどよかったわ
あなた こっちとこっちどっちがいいかしら」


高そうな帽子

「あ 私はセンスがないんで 参考にならないと
思いますけど・・・・私がおばあさまだったら
こっちですかね」


「やっぱり こっちがいいわよね
じゃ これお願い」


値札を見て卒倒しそうになった。