奥様のお仕事

大きなテーブルの中央にオードブルとお酒を置いて
グラスと取り皿と豪華な割り箸を配る。


「今年のみそかは 不愉快なことばかりだ」

じいさんの言葉は無視。

「不愉快に勝手にしてんじゃん
じいちゃんやとうさんの言う事聞いてた
コウくんだって こんな若くて可愛いお嫁ちゃん勝手に
連れて来たし もうさ 押し付けんのとかやめたら?」


「わしはおまえたちのために言ってるんだ!!」


「いいんだって俺らのことはさ
じいちゃんもお嫁ちゃんに言われたように
そろそろ可愛くならないと」


そこで私にふっちゃうの コイツ!!!


「どこの馬の骨かわからない嫁を認めるわけない」


「馬の骨ではありません。
ちゃんと真面目に生きてきました」

また口答えしちゃった。
こういう時 負けず嫌いっていいのか悪いのか・・・・・。


「あ~~~またまた~~始まっちゃう」

美輝が飛び込んできた。


鈴木さんが 罰の悪そうな顔で 私の料理を並べると

「すごい~~これ 手作り!?」
美輝が叫んだ。


「若奥様が手際よく作ってくださいました」


「うわ~~マリンさんすごい~~」


大皿から手づかみで 伸二郎がから揚げを口に入れて


「うまい うま~~い」と絶賛した。