奥様のお仕事

「若奥様 そんなことしないでください」

鈴木さんが慌てるけど


「お願いします お手伝いさせてください」


「お気持ちはわかりますけど・・・・・」

美輝がやってきて

「マリンさん 美輝の部屋行こうよ~
コウくんも避難させてあげてって言ってたよ」


「ありがとう
でも・・・・・ああいった手前
意地でもお手伝いしなくっちゃ」


鈴木さんが困ってるけど


「一品か二品作らせてください」


でっかい冷蔵庫の中を見て 鈴木さんに承諾を得ながら
それはまたでっかいシステムキッチンで料理をした。


「手際がいいですね」


「小さいときから料理は私の仕事だったので」


浩一郎のマンションだって大きくてビックリしたのに
ここはその三倍も広い。


「すごいキッチンですね」


「お客様がけっこうお見えになるので
明日はすごいですよ
ヘルプが三人入りますから」


「三人も?そんなにたくさん来るですか?」


「そうなんです
それもいろいろ面倒な方が多くて」


さっきまで 事務的な対応だった鈴木さんが
急に優しくなった気がした。