奥様のお仕事

「あまりバカにしないでもらえます?
会社の会長だからと言って そんなに偉いんですか?
おじい~~~~~~~~ちゃん」


みんなが青ざめて私を見た。


「おじいちゃん
そろそろ可愛くしないと嫌われますよ」


美輝さんの体が震えている。
笑ってる?


でもでも人をバカにしすぎ


「これから体が自由に動かなくなって
みんなのお世話になることが増えるんですからね
可愛くないと損しますよ」


「な・・・・な・・・・・・」


じいさんがワナワナと震えている。


「そんなに気が立ったら体によくないですよ
憎まれっ子世にはばかるって祖父が良く言ってました。
私の祖父は素晴らしい人だったから 
早く逝ってしまったのかもしれません」


「いい加減にしなさい」
浩一郎の父親が私を制した。


「浩一郎は 大切な人です。
だからご家族の方を私も好きになる努力をさせてもらいます。
おじいちゃんに何かあったら
愛情を持ってお世話させていただく覚悟ですので
どうぞよろしくお願いします」


じいさんをまっすぐ見据えて言っちゃった。
いいよ どうせ仕事だし
じじいの面倒なんで 見ることなく契約は終了するかもしれないし!!