奥様のお仕事

「私が妻になったのは 彼の熱烈なプロポーズに
折れたからです」


「本気で言ったわけではないぞ
浩一郎は真面目な男だから 何か勘違いしてるんだ」


「勘違いで島から連れて来られては困ります」


父親は何か言いかけてグッと飲み込んだ。


「私が妻になるのは 浩一郎さんが強く望んだからです」


無言の時間が続いて 気が遠くなりそうになった。



「たっだいま~~~」

すごい大きな声で 若い子が入ってきた。


「美輝 何をしてたんだ!!!」

一斉にその声の主に 注目が変わった。


「え~~いい~じゃん 年越しに間に合ったんだし」


「どこに泊まってきたんだ?」


「飛苗のとこ」


「嘘をつくな!!!」


「いいの?つかなくて」


おっと この子なんだかすごい 強気な子だわ


「もうさ 高校生なんだから 好きにさせてよ」


「いい加減にしなさい」


この子が 妹
こんなに強気だなんて・・・・・うまくやれるのかしら


「あ マリンさん?」


「はい よろしくお願いします」


とりあえずこの子に助けてもらわないと
敵の攻撃に心が萎えてしまいそうだから。