奥様のお仕事

鈴木さんが出てきて

「いらっしゃいませ」と事務的に頭を下げた。


「みなさんは?」


「あちらの和室にいらっしゃいます」


和室もあるんだ。


「コートはどこにかけたらいいですか?」


「こちらのクローゼットで」



このばばあも敵か・・・・・・
またまたキャラ覚醒してる 私



鈴木さんの後をついていくと


「マリンさん いらっしゃいました」
障子の襖を開けると


あの顔が勢ぞろい


チーム 長谷 !!!!


あの女の言葉を思い出して 吹き出しそうになった。



「浩一郎さんはお仕事で明日の朝こちらへ
来るというので 私一人で参りました」



とりあえずこの間 この中でも一番感じの良さげだった
おばあさんの顔を見て


「おせち 作ってきたのですが」と言ってみた。


「あら 作ったの?自分で?」
質問されて会話が続きそう。


私が答えようとすると
「鈴木さん それキッチンへ持って行って
まだ 早いでしょう」


浩一郎の母親が 冷たい声でそう言った。


「はい」
奪い取るように 鈴木さんはおせちを持って行ってしまった。


どうしていいのかわからない私をしばらく無視してる様子。