その顔をみれば、その子の事をどれだけ好きなのかが伝わってくる。 「いつから…好きなの?」 「んー、入学式から何ヶ月かたった頃からかな。一目惚れってやつ。」 「その時から、今までずっと?」 もしそうだったら、2年近くの片想いって事…? 「うん、ずっと。」 「そ…うなんだぁ。」 そんな前から、ずっと… 「俺、意外と一途なんだぜ?」 真人は、そう言って得意げに笑った後、 『まぁ一途ってのもつらいんだけどな。』 と、またさっきの切なそうな顔に戻っていった。