「やべぇ…一目惚れ、したかも。」 そう、ボソッと真人が呟いた。 それは、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声だったけど、 私にははっきりと聞こえた。 その後急に力が抜けたようにへなへなと座り込んだ真人の額をさわると、 信じられないくらい熱くなっていた。 「す、すごい熱…!すぐ連絡して、迎えにきてもらわなきゃ…」