「あ・・・」 近づいていくと、時計台に寄りかかっている見慣れたシルエットがみえた。 細身のジーパンに白のシャツ、そしてその上には、大人っぽい黒い上着を羽織っている。 し、私服、カッコよすぎるよ・・・! 「ま、真人・・・」 そう声をかけようと思ったとき、二人組の可愛い女の子が真人に近づいていった。 話し声が聞こえない距離で、何を話しているのかわからない。