でも、どんなに長い想いだって、 いま伝えることはできない。 ただ困らせるだけだ。 バサバサバサ… ふと窓の外に目を向けると、小さい鳥の群れが、何かから逃げるかのように灰色の空に向かって飛び立つ瞬間だった。 それが、何故か不吉に感じて なにか波乱が近づいているような気がした。