「あ、あと。ひとつ言っとくね。」 「ん?」 例乃葉が、思い出したように口を開く。 「琴葉が早野君を好きになったのは… 最近の事じゃないよ。」 「え?」 最近じゃない…?? どういうこと…?? 「あとは自分で思い出しな?…ずっと応援してるから。頑張ってね!」 「…うん!!」 例乃葉の言葉のおかげで、さっきよりも元気の出た私は 例乃葉に向けて笑顔で返事をした。 「辛い時は、ほんと頼っていいんだからね?。ていうか、頼りなさい!!」