懐かしさを感じながら歩いていると、屋上についた。 そして俺が、真人に悩んでる理由を聞くと、 びっくりしながら、ゆっくりと、真人は話し始めた。 その内容は、俺が予想していた事で。 『お前は、きっと"あの人"の事が、前からずっと好きなんだよ」 そう言っても良かった。 けど… それを言ったら、真人はもっと悩んでしまうだろう。 それに、瑞原の事も、 ちゃんと想っているようだったから。 俺は、あえて言わなかったんだ。