「志緒野 綺羅(シオノ キラ)です。よろしく」

その男は、今日屋上で会った男だった

「っ!、、、っ!!」

大声で叫びたい、けど!



「ん?どうした志緒野、知り合いでもいたのか?」


「あぁ、はい。まぁ、、、」

なんで、ガン見してるの!?

目で「言うな」って脅してる!


「んーじゃぁ、席は、、、」

隣に来るな!来るな!


ぜっっっっっ対来るなぁぁ!!


「寺島光輝(テラシマ コウキ)、手上げろー!」

よっし!! 光輝の隣だ!

私関係ないっ!


「え?俺の隣なの?」

光輝、ドンマイ♪


「なんだー?嫌なのか?」


「や、別に良いですよ。」


「じゃ、志緒野。あの、手上げてるやつの隣な」


「はい」

志緒野綺羅はスタスタと光輝のところへ歩いた


まぁ、とりあえず隣に来なくてよかった


「ふわぁ、、ねむ」


安心のせいか

昨日のせいかはわからない

だけど、だんだんと眠くなってきた


「や、ば」


そう思った時には遅かった