夕莉と喧嘩して、しばらく話すこともないまま、野活当日を迎えた。


最近、遠部がよく話しかけてくる。


俺がしゃべりたいのは、お前じゃねーよ。


もー我慢できねぇ。


ドカッ。


バスの席、俺はなにも言わず夕莉の隣に座った。


チッ。こいつ、あからさまに嫌な顔しやがった。


そんなに俺が嫌いかよ。


『おい。そ、その、この間は、なんか悪かった』


『ううん。私こそごめんなさい。
実はね、この数日間、拓海と話せなくて、つまんなかった。エヘヘ。』


こいつ、可愛すぎだろ!!!!