もうすぐで、野活だ。


中学の時は、それほど楽しみではなかったけど、今年は別だ。


夕莉がいるから。


そう、俺はいつの間にか夕莉を目で追うようになっていた。


それは、恋だ。とこの前淳史に言われて、俺は夕莉が好きなんだと実感した。


夕莉と話そうと思っても、いざとなると緊張しちまって、話す内容が頭に浮かばねぇ。

俺ってこんな情けないやつだったか!?


自分でも驚きだよ。苦笑


それで、バカだとか、アイツを傷つけることばっかしちまう。


でも、それでも、夕莉と話せることが嬉しかったんだ。