「どうかした?
なんかボーッとしてるけど」



「え!?あっ…うん、ちょっと考え事…ってか、昨日ラインごめんね!?」





そこであたしは唐突に、昨日結局、神谷くんに返事が出来ず終いだったのを思い出した。




謝らなきゃだったのに、すっかり忘れてたよ…!





「あぁ、うん、大丈夫だよ」



ニッコリ笑って許してくれる神谷くん。さすが、心が広い。




「あの…それで、もしよかったら、もう一度あたしにラインしてもらえないかな?」


「いいけど、間違えて消しちゃったとか?」



「あ…うん、そんなとこかな?」





本当はバカ一誠に消されたんだけどね。