「やだなぁ、何言ってるの? 高倉さん」 だけど一誠は、胡散臭い笑顔でそんなことを言うだけ。 ていうかまた高倉さんて言ったし…! 「じゃぁね高倉さん」 そして高倉さんとまた連呼し、一誠は友達の輪に戻っていった。 なっ…なんなの!?今の!? 「の…のんちゃん今の…なに?」 風邪ひいたのかな。 なんか悪寒がする。 のんちゃんも引きつった笑顔で首を傾げると 「なんか、間違った方向に向かっちゃってるみたいね…一誠くん」