【LINEありがとう。
あと、今日はワッフルに付き合ってくれてありがとう!】
得意の早打ちで、速攻で返信。
最近お気に入りのスタンプまでつけた。
今まであまり深い話をしたことがなかった神谷くんだけど、よく話してみると優しいだけじゃなくて、けっこう面白い。
それに好きな歌手とか、好きな食べ物も共通しているのが多くて
もしかしてあたし、神谷くんとはかなり気が合うのかも!?
これからもっと、仲良くなれたらいいなぁ。
そんなことを考えて、頬を緩めている時だった。
「おい希咲!」
「うわ、なに!?だからノックをしろといつも…」
突然ドアが開いたと思ったら、一誠がズカズカと侵入してきて
「おまえは俺に喧嘩売ってんのか?」
「…は?」
ベッドに腰掛けるあたしを見下ろして、そんなことを言い出した。