「…希咲大丈夫?顔、まっかだけど」 あたしの顔を覗き込んだのんちゃんが、からかうように言う。 「えっ、まっか!?」 顔を両手で触ってみると、たしかに熱い気がする…。 だ、だって一誠に抱き締められたのなんて、はじめてだったから…! 「でも、いい男だねぇ〜、湊くん」 必死で顔の熱を冷まそうとしているあたしに、しみじみとのんちゃんが呟いた。 「女の子守る為に咄嗟に自分が盾になるなんて、できないよ普通」 「……うん」