「別にあたしが誰を応援しようが関係ないでしょ!

ていうか一誠、あんなに堂々と宣戦布告しちゃって大丈夫なの?
神谷くん元バスケ部らしいし、コテンパンにやられたりして〜」




わざと意地悪くそう言ってやれば





「お前何言ってんの?」





一誠の顔が不機嫌そうに歪む。





「俺が負けるわけねーし」



「あ、言ったな?
じゃぁもし負けたら、あたしにジュース奢ってよね!」



「おー。
じゃぁもし俺が勝ったら」




やけに真剣な一誠の瞳が、あたしを見下ろす。



…それは、どこか緊張をはらんでいるようにも見えて。





「…もし一誠が勝ったら?」



「…俺が、勝ったら。




…学食一週間奢れよ!!」





「は!?」





一週間!?