「くそー!チビチビって人が気にしてることを〜!

湊一誠、断じて許さん!!」




そして、先ほど購買で購入してきた牛乳(ビン)を一気飲み!!




「プッハー!!……まずい…」



「湊くんにからかわれて悔しいのは分かるけどさ〜」




そんなあたしを見て、苦笑いするのんちゃん。





「希咲、牛乳苦手でしょ?
そんな無理して飲まなくても。

第一、今更努力したって希咲もう身長伸びないから。ムダムダ〜」



「なんてことを!
のんちゃん!」




まだまだ伸びるかもしれないじゃん!!




「あーあ、せめてあと2センチあればなぁ」




夢の150センチ代だったのにぃ〜、と嘆いていると




「高倉さん」


「か、神谷くん!」




生徒会室から戻ってきたらしい神谷くんが、あたしの席にやって来た。