「い、一誠…頭大丈夫?」



前からおかしい奴だとは思ってたけど、ついにマジでおかしくなった!?




「…おまえ、ほんっとーにムカつく奴だな」




だけど一誠は、しみじみとそう呟いて




バシッ




「痛!!」




今度は思い切りデコピンしてきた!





「ホントになんっも入ってねーんだな。この頭ン中は」



はぁあ!?




「何も入ってないのは一誠の方でしょ!」




この学校にだって、超ギリギリで入ったくせにー!




「うるせぇな!おベンキョが出来る出来ねぇじゃなくて、お前は人間として本質的にバカっつってんだよ!バーカ!」



「は、はあぁ!?なんで一誠にそこまで言われなきゃいけないわけ!?」



「うるせぇ黙れクソチビ」



「くっクソチ…!?」




そして一頻り暴言を吐いた一誠は




「いいか?今度から一日三食、飲み物はすべて牛乳にしろ?」




となんともムカつくアドバイスを残し、あたしに背を向け去っていった。




なっ…





「アンタは毎日カンナで身長削れー!バァーカ!!」