で、でも、こんなカッコよくて頭もよくて運動もできて完璧な人があたしなんかを好きなわけっ… パニックに陥りながらも投げたボールは、運よくストライクに。 「さすが希咲ちゃん、やるなぁ」 パチパチ、と後ろの席に座っていた神谷くんが拍手を送ってくれるけど。 「か、神谷くん…本気なの?」 「…俺はいつだって本気だよ」 カコーン! 流れるようなフォームから放たれたボールが、再びストライクを叩き出す。 「ね?」 「……う、うん………?」