「おまえさぁ…なめてんの?」




天井の中の一誠が、感情の読み取れない瞳で呟く。





な…なめてる…!?





「そ、そんな「俺は希咲のことが好きだよ」




突然の告白に



…心臓が止まるかと思った。






「…でも…おまえは、違うだろ?」





キュッと、あたしの両手首をつかむ手に力がこもる。





「好きじゃ…ないんだったら…もっと拒否れよ。
美保さんに押されてんじゃねーよ。簡単に…俺のことなんか泊めんじゃねーよ」