「じゃぁ最後に観覧車乗ろっか!」
すっかり辺りも暗くなってきて、あたし達の足は自然と観覧車の方へ。
ピカピカ光る電飾がとっても綺麗。
あたしはさり気なく一誠と蘭子ちゃんが同じ観覧車に乗るように、後ろに下がった。
…だけど、
「おい乗るぞ?」
あたしを見て、そんなことを言い出す一誠。
蘭子ちゃんがパッと顔をあげたのが分かった。
「え…あた、あたしはいいよ。先に蘭子ちゃんと一誠で…」
「またそれかよ」
不機嫌そうに眉をひそめた一誠は、ガシッとあたしの腕をつかむと、そのまま観覧車の中に引っ張った。
「えっ…」
「それではよい旅をー♩」
すかさず、といった感じで笑顔が素敵なお姉さんに扉を閉められ、どんどん上昇していくあたしと一誠…
「ちょっ…何すんの!?」
「何がだよ」
偉そうに足を組んで座っている一誠が、ジロリとあたしを睨む。



