「…あの…希咲ちゃん」 隣に座った蘭子ちゃんが、じっと下を見つめたまま口を開く。 「うん?」 「あの…あたしのこと…応援してくれるって、言ったよね」 「…あ……う、うん」 「…じゃぁ、お願いがあるんだ」 顔をあげて、蘭子ちゃんの大きな瞳が真っ直ぐあたしを捉える。 「これからアトラクションに乗る時、あたしと一誠くんを隣同士にしてくれる?」