「あ、希咲ちゃん。ついてるよ」 「えっ?」 半チャーハンをやけ食いするあたしを見て、クスッと笑う神谷くん。 「ここ」 そして自分の口元を指差す。 「ここ?」 「違う、逆」 「え?こっち?」 「こーこ」 え、と声をあげる間もなく。 神谷くんの手が伸びてきたと思ったら、一瞬あたしの口元に触れて、すぐに離れた。 「取れた」 「あ…あ、あ、ありがとう」 え…い、今…!!! 「仲良いねー、ふたり」