〈ごめん、今日学校休むねー(;_;)
風邪ひいたっぽい…〉





のんちゃんからそんなラインがきた、午前8時。



ちょうど玄関でローファーを履き終えた時、その着信に気付いた。





〈まじ、大丈夫?お大事にね(;_;)〉





そんな返信を打ちながら、家のドアを開ける。





「はぁ…」





のんちゃんがいないなんて、学校つまらないなぁ。






「何朝からため息ついてんだよ」




「ぅえっ!?一誠!?」






と、目の前にはなぜか。




人の家の門のところに気怠そうに寄っ掛かった、一誠がいた。