「とっととしろよ、待たせてんだぞ。俺を!」 そう言いながら、鋭い目つきで神谷くんを睨む一誠。 「…あぁ、湊くん。 今日バイトは?」 対する神谷くんは、そんな失礼極まりない一誠にも笑顔で大人の対応。 「休みだよ、休みで悪いか?あぁ?」 「ちょっと一誠、神谷くんに突っかかるのやめてよ」 すると一誠は不満そうに顔を歪め、あたしの腕をグイッとつかんだ。 「トロトロすんな、早く帰んぞ」 「ちょ、待ってよ痛いって」 なんなの、急に!?