「勝手にじゃねーし、ちゃんとオバサンに許可もらってるから」
一誠はうちのお母さんと仲が良い。
ていうか、お母さんが一方的に一誠のことを溺愛している。
「イケメンは目の保養だわ~♡」とかなんとか言って…
お母さんの目の保養にするのは勝手だけど、勝手に家にあげないでっていつも言ってるのに!
「せめてノックくらいしてよ!!」
「うるせーなー、静かにしろ」
「はぁ!?」
いつも通りの傲慢さを思う存分発揮しながら、一誠がドカッと座椅子に座った。
って。
「ちょっとちょっとー!それあたしのお気に入りの座椅子!
勝手に座らないでよ!!」
「おまえほんとウルサイ。
お前のモノは俺のモノっていつも言ってんだろ」
「だからあんたはジャイアンか!?アニメの中に帰れ!!」
ほんっと、コイツと話してるとイライラするなぁ~!!