「一誠?あー、ごめんねぇ。今いないのよ〜。バイト先で急に人が足りなくなったとかで、さっき慌てて出ていっちゃったの」
「あ…そうなんですか」
そっか、バイトか…
じゃぁ仕方ないよね。
「ごめんね、もし何か伝えとくことがあれば伝えとくけど?」
「いえ、大丈夫です。お邪魔しました」
気合い充分だっただけに、なんだか出鼻を挫かれた気分だ。
まだ、うまくいえないけど。
あたしと一誠の、何かが変わっていくような。
何かが壊れていくような。
そんな気がした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…