しかしこのとき、

ジミーはおもいだしていた。


「そういえばパパやママはいつもいってたなぁ?」


「いいジミー、

よくきくのよ、

にんげんがきたらぜったいにちかづいたらだめよ、

とくにおおきなほそながいぼうをもっているにんげんにはぜったいにちかづいたらだめ!

いい、わかった?」


「そんなパパやママももうここにはいないんだ、

二人ともあるひとつぜんいなくなってしまってどこかにいってしまった、

ボクひとりぼっちなんだ」


それでもジミーは、

にんげんならあそんでくれるのではないかと、

あそびあいてほしさにかけよってしまった!


「ねぇボクとあそんで、たのしいことしようよ」