「お待たせしました〜っ」

「おっ!美咲!待ってたよ~ん♡」

「なに、もうみんな酔ってんの(笑)」

「まだ、主役が来てないから飲んでマセーン(p_-)」

「あ、桐谷さんって人?」

「そう!それがね、すっごいかっこいいんだよ。」

「美咲あんた彼氏いないから、
アッタクしちゃいなよっ!(笑)」

「そうなんだぁ〜。私まだ会ったことないからわかんないや。」

かっこいいんだぁ …
って私、なに考えてるのかしら!

「美咲!ほら!きたよ…!!
あれが桐谷 健斗くん。」

私は 、その姿を見た瞬間 。

髪の色、顔立ち、体つき、全てがそっくりだったんだ…彼に 。

いや、優くんに。
思い出したよ。優くん。やっと思い出せたよ。ごめんね。優くん…ごめんね…

「...き …さき、美咲!
どうして泣いてるの?
それにぼーっとしちゃって」

あ…私泣いてたんだ 。

「大丈夫っ…」

「そう?無理しないでよ?」

「うん!ありがと。」