そして、月日は経ち 、
私が高校生になった頃 。
実は、あの5年生の あの時話した以来。優くんとは会えなくなったんだ…
私にも何故かわからない
でも、会いたいなぁ…
私は久しぶりあの場所に行ってみた。
そして大きな木の後ろを除くと…
綺麗な顔の男の子がスヤスヤ眠っていた。
「…ふぁぁ」
「あ、ゴメンナサイ!!!!!!!
起こしちゃいましたっ!!」
「んーん。いいよ…って美咲じゃん!」
え何で私の名前を?
「俺だよ、俺!優雅!
まさかとは思うけど忘れたとか言うなよ?」
「…忘れて、ないよっ?」
「嘘 っだ 〜忘れて …って何泣いてんだよ!」
「やっと会えた…」グス
「なんで泣くんだよ…」
「優くんは嬉しくないの?
私はすっごく嬉しいのに …」
「は?嬉しいに決まってんだろ!」
「本当…?」
「あたりまえだ バカ」
「ねぇ。どうして会えなかったんだろうね」
「俺、さ。
なんか嫌な予感がするんだよな…
あとわずかな時間しか2人で会えないような気がする 。」
「嘘 …。そんなことないよ。
きっと …きっと。」
「まぁ、そんな顔すんな!
まだ会えないって決まったわけじゃねえし、これから大切にしていけばいいだろ?」
「うん、そうだねっ ..」
「それじゃぁ、今日は帰るね!また今度 !」
私は、優くんとまた会えなくなるなんて考えたくなくて。逃げるように帰った 。後ろで優くんが私を必死に呼び止めていた事も知らずに …。
私たちの考えは甘かった 。
この後2人を後悔させることになるだろう。



