「俺らは、第三武会の観察を続けている。分離したカズキが自分を『カズイ』。ナオヤが『ナヨヤ』と名乗っているのも気になる。研究は、始まったばっかだからね!」
ハッシュは悪趣味にニヤニヤ笑いして言った。
暗い田園地帯の一本道に、彼の白い歯がチラチラひかる。

俺はつくづく、ハッシュは幸せ者だなって思ったんだ。


終わり。