「ゆっくりしてってよ。コーラもあるし!」
「それ、俺のセリフ!」
ナヨヤがハスキーボイスで言うと、この家の本来の持ち主のカズイが突っ込んだ。

ヒキが冷蔵庫に向かい。
ナヨヤがテーブルを台布巾で拭きだした。
そのテキパキした感じにすごく違和感を感じる。
子供っていうのは普通、こんなに俊敏に動けるものなのかと。

カズイがピカチュウのクッションをどこからか引っ張り出し、座らせてくれた。

まるで3人で暮らしているみたいだ。
いや、3人で支配している秘密基地に迷い混んだような・・。