Oo優しい空の下でoO

Oo仲間oO


始業式が始まる。

俺も少し不安だった。

新たなクラスでちゃんとやっていけるだろうか。

そして、いつもは長いから嫌いだった校長先生の話。

今日はすばらしい話に聞こえてしまう。

「新しい“仲間”とやっていけるだろうか。
そんな不安を抱えてる人もいるかもしれない。
そんな不安なんていらない。
“仲間”とは自然に仲良くなっていくものだ。そういうのが仲間だと思う。」

この言葉を聞いた瞬間不安が吹っ飛んだ。

そして、始業式が終わり、クラスが発表された。

「蓮!同じクラスじゃないか!」

俺にそういったのは、去年同じクラスだった『有原 吉良』

「吉良!良かった。去年同じだった人が1人もいなかったらどうしようって不安だったんだよ。」

「俺もだよ。よかった~。」

二人は安心した。

「私も一緒!」

「楓!」

楓とは去年も同じクラスだった。

「楓、吉良よろしくな!」

「おぅ!」

二人そろって答えた。

そして俺は“仲間”とともに、新たな教室へ向かった。