海の花は雪・2

「ね〜赤いものが見えるんだけど何かな?」

「ん…たぶん玉座の間に敷いてあった、じゅうたんだと思うよ…」

「なるほど〜それから壊れ方なんだけど、この辺を中心に広がってた…」

やっぱり…という顔をして、深谷君が写真を撮る手を止めてオレの顔を見た。

「…体、大丈夫?何か感じる?」

その真剣な表情に圧倒され、ちょっとたじろぐ…

「え?ううん…大丈夫だけど?」

深谷君は腕を組んで、しばらく考えると言った。

「…これから行く所なんだけど、気分が少しでも悪くなったら言ってくれる?」

「う・うん…何で?」

「フレイヤースの土地の邪気を封印していた、封印の間に行くから…そこはたぶん、まだ浄化し切れてない邪気が残っていると思う…」

「なるほど…了解…」

何だがカナリヤになった気分で、うなずいた。

「それで、その封印の間ってどこにあるの?」

「宮殿の裏庭…地下の深い所に自然に出来た洞窟があって、その中は巨大なクリスタルの結晶で出来てる…」

「へ〜」