海の花は雪・2

すると体はグングンとスピードを上げて、高く空へと舞い上がった…

「わ〜良い眺めですね〜ちょっとコントロールが難しいですが…前にも飛べますか?」

自分と先生は5メートルほどの空中で、手をつないだまま停止した。

眼下に海が見渡せ、その絶景に一瞬見とれたが、同時に校庭に人の姿を見つけて先生の手を引っ張った。

「先生、校庭に人がいます…もう少し低くしないと…」

「ええ〜そうですね〜」

自分達は3メートルほど下へ降りると、屋上から2メートルぐらいの辺りを飛び回った。

「これはサイコ〜ですね〜ふふふ…」

先生はいたく気に入ったらしく、屋上を自由自在に飛びながら笑っている…

自分も一人になって、しばらく飛んでいるうちにコントロールの仕方が分かってきて、早く飛んでみたり、遅く飛んでみたり出来るようになってきた。

飛びながら、ふと、今いる校舎の向かい側にある校舎が目に入り…まさか人はいないだろうと教室の中を見ると、人がいるのに気づいた。