海の花は雪・2

「ふふふ…たぶんそれは、生島君もですよ〜?それに前世の話ですし…夢物語みたいな話ですしね〜」

先生は楽しそうに言った。

自分は先生が用意してくれた、お茶のキャップを開けると一気に飲み干した。

話している内容のせいか、すごくノドがかわいて、何かしゃべろうにも声がかすれて出てこない…

冷たいお茶がノドを通り過ぎると少し落ち着いてきて、目の前に広がる青い海に気づいた。

光る水面がキラキラと輝いている…

潮風を感じると体から緊張が消えた気がして、思った事を口にしていた。

「…先生の本当の意図は、『解除呪文』がどこからか出て来る事を、期待しているのではないですか?」

真っ直ぐに先生の視線をとらえると、言った。

「…さすが深谷君ですね〜その通りです…山形さんの本を読んだ人の中に、もしかしたら『解除呪文』を知っている人が現れるかもしれませんからね〜?」

「新聞欄の『解除呪文求む』みたいなものですね…」

「ほほほ…面白い表現ですね〜」