海の花は雪・2

「それは…フレイヤース王国の存続ですよね?」

「ええ〜結局エノクは、フレイヤースの王だったんですよね〜王位を退いても…」

次々、世間話のように語られる真実に、返す言葉が見つからない…

「山形さんも、驚いていましたね〜ほほほ…」

「…全てを話してしまったという事は、その方が良いと判断したからですか?」

「と、私は判断しました…今この時期に、このメンバーが集まった理由だと考えるのが自然じゃないですかね〜?深谷君」

ニッコリと笑って自分を見た先生は、大魔法士ルドを思わせた…

知らずに眉間にしわを寄せていたのか、先生が眉間を指差すと言った。

「その眉間のしわ…小学生には似合いませんから、気をつけた方がいいですよ〜?」

「…ぜんしょします…」

「ほほほ…高田さんや生島君に知られたくなかった事は、もう知られてしまいましたからね〜?山形さんに中途半端に知られるよりも、マシかな〜と…」

「そうですね…過去は過去の出来事です…高田さんもそれほど、影響がなかったみたいですし…」