海の花は雪・2

「でしょうね〜」

「大丈夫なんですか?ここ使って…」

バックからは、冷えていそうなマンゴープリンまで出てきた。

「ええ〜今日は校長が登校していないのは、チェックずみですからね〜」

用意周到といった所で、抜かりはない…

「密談をするには、もってこいの場所じゃありませんか?眺めはサイコーですしね〜暑さもしのげますし…」

そう言われれば、屋上のわりに暑さは感じない…

屋根の下の日陰に抜ける風は心地良く、汗が引いていく…

腕時計を見ると、2時を回っていた。

「…先生、ハルを見ましたか?」

「いいえ〜今日は見かけませんね〜何か用でも?」

「いいえ…」

「ちょっと変ですよね〜?」

「は?」

「いえね〜彼ならよっぽどの事がなければ、来ると思っていましたからね〜?高田さんとも約束していましたしね〜?」

先生は下ろしていた髪を三つ編みにすると、胸の右側に下ろした。

そうしていると、ルドをほうふつとさせて心臓に悪い…