海の花は雪・2

「邪魔が入らなくて良いでしょう〜?」

確かに…

初めて出る屋上は広く、立入禁止のためフェンスなどはついてなく、海が一望出来る最高の場所だった。

「いつ来ても良いですね〜ここは…校長が自分のために作ったらしいですよ〜?」

というウワサは、聞いた事がある…

「ほら、ちょっとしたリゾートじゃありませんか〜?」

先生が案内してくれた一角は、海に向かって木のベンチとテーブルが置いてあり、バスの待合所のような休憩所の屋根は、青いペンキで塗られていた。

「…謎の一角だと、生徒の間でウワサになっていましたが…こんな風になっていたとは…」

ため息をつきながら、すすめられるがままにベンチに腰かけた。

「私立ですからね〜これぐらいは、ご愛きょうのスペースですよね〜?」

先生はバックからペットボトルのお茶を二本取り出すと、テーブルの上にのせた。

ちゃんと掃除もしているらしく、テーブルもイスもキレイだ。

「まさか校長みずから掃除を…?」